暮らし楽しむ片づけを伝える新潟県長岡市のライフオーガナイザー大滝愛弓です。
先週、中学家庭科の授業に参加させていただきました。
事前に、先生からいただいていた子供たちの質問がありました。
「たたむとシワになるのに、どうして洋服をたたむの?」
私が考えたのは・・まず、シワと折り目は違うということです。そのうえで・・・
●スペースの問題(すべて吊るして収納できるスペースがないから・・)
●たたんで並んでいた方が、服を選びやすいタイプの方
●ニットや大きな飾りのついた服は吊るす収納は向かない
でも、Yシャツをたたんでいて思ったのですが、
●Yシャツはたたんであったほうが選びやすくないですか?
家は男子3人いますが、3人ともクリーニング店の仕上げはハンガーです。
クローゼットに並んだYシャツ・・横からしか見えなくて、探すのが大変そう・・。
自分のYシャツは分かるのでしょうか?・・・分かるらしいです。
吊るした方が、確かに折り目はつきません。
私は、Tシャツも襟元が見えていた方が選びやすいです。
やっぱり、服のたたみ方の正解は一つではない・・と思います。
丸める収納は、たためない人に「これでもいいですよ」とおすすめしますが、
生徒さんからこんな感想が・・「この方がシワにならない!」・・ナルホド。
袖だけたたんで丸めたTシャツは、見ごろにシワがつきません。
●「服はたたむもの」という教育。幼稚園から始まっています。
いつの間にか、できなくなったり、やらなくなっている。
今回、服をたたむ動作を繰り返していて思いました。
「服をたたむ」行為は、服を大切に扱う気持ちにつながる。
たたんだ洋服を見て・・「気持ちいい!」と言った男子生徒さん

授業の最後に、体操服をたたむ練習をしていた男子生徒さんが「きれいにたたんで気持ちいい!」と言った言葉に、ハッとしました。
というか・・感動しました。(大げさ?)
収納ってそういうことです・・と講座や片づけの作業でお伝えしていますが、
純粋に素直に出た言葉で再認識です。
「そう、気持ちいいよね、その気持ちが大事なんだよー(ウルウル)」
「シワになった服はどうしたらいいですか?」という質問もありました。
シワになった服は、軽いシワなら蒸気で伸びますが、それ以上はアイロンがけをするしかありません。
だから、シワにならないように収納するにはどうしたらいいか考える・・・・・
ライフオーガナイズの考え方そのものだと思いました。
短い時間でしたが、純粋にまじめに取り組む中学生の姿に、背筋が伸びる思いでした。
前日の授業で指導した男の子が、Yシャツをきれいにたたんで、お母さんをびっくりさせた話や、
簡単Tシャツたたみを、友達に教えていたことを知り、うれしい一日でした。
貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
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